- 競合店との価格競争で完全に疲弊してしまった…
- どうやったら価格競争から脱出できるのか?
- 単価を上げて客離れするのが怖い…
- メニューの差別化ってどうするの?
- もうこれ以上赤字を増やしたくない!
- 単価を上げたいがどうすればいいの?
美容室やネイル、エステといったサロンの独立開業時の
売上に関わる客単価でこんなお悩みお持ちではないですか?
DISCOUNT安売りの大罪とその影響
ここでは、ネイルサロンやエステサロン、美容室のマーケティング技法による客単価アップ方法について触れてみたいと思います。
商品やサービスの単価を上げる方法を説明する前に確認しなければならないことが1点あります。それは、価格競争での安売りのことです。
デフレから脱却しようとしている日本の経済ですが、まだまだ値引きや安売りといった行動のほうが多く見られます。お客様は一度良いもの(値引きや安売り)を体験してしまうと、どうしてもそこの感情が捨てきれず、値引きや安売りに走りがちです。
値引きや安売りでの薄利多売方式は、大手のような資本力のあるところが、ブランド力や交渉力によって仕入れ原価を抑えることが出来て、はじめて成り立つ戦略です。
中小並びに零細企業は何の戦略もなく、周りの競合が安売りしているからそれに倣って追随するような打算的な値引きや安売りはしているケースが殆どですが、そのような安売りは今すぐ止めるべきです。
『金額を戻したらユーザーが離れる!』
『そんなことしたら売上げが落ちる!』
といった非難の声が聞こえてきそうですが、今、このサイトをご覧いただいている方は、集客に悩んでいらっしゃっていて、安売りを現状行っているが上手く売上が上がらないといった悩みをお持ちだと思います。
厳しい言い方かもしれませんが、このまま薄利多売方式を続ければ、大手の戦略や周りの雰囲気により一層飲みこまれ、皆様の店舗はドンドンと体力を削がれ、苦しい経営になることは、残念ながら明らかです。
現状を打破するためには、値引きや安売りをすることではないことを皆様ご自身が心の底から思っているはずです。それでも、やはり値引きや安売りは止められないという声が聞こえてきそうですが、実際に値引きや安売りが与える【ダメージ】を考えたことはありますか?
これから非常に過酷な数字でもある、値引きや安売りのダメージをご覧いただきます。
下の表をご覧ください。通常販売価格が3,000円で原価が1,000円のものを売った時の状況を表にしてみました。
通常価格 | 通常より20%値引き | 販売個数20%ダウン | |
---|---|---|---|
販売個数 | 300 | 300 | 240 |
売上金額 | 900,000円 | 720,000円 | 720,000円 |
粗利 | 600,000円 | 300,000円 | 480,000円 |
値引きや割引といった『負のパワー』はとてつもなく大きいことがわかりますでしょうか。値引きや割引とは、売り上げた利益をゴッソリと奪う仕組みで、単純に販売個数が減ったこととは大違いなことが分かります。
『しかし、それ以上に売れるから粗利金額(利益)はもっと確保できる!』
っといった形で反論されそうですが、よく表を見てください。20%引きで通常価格の粗利に到達させるために2倍の600個も売らなければなりません。
もちろん可能かもしれませんが、現実的に今の個数の2倍売るといったことができそうですか?もし2倍売れる自信があるのであれば、集客には困っていないはずです。万が一、2倍売れたとしてもその他に及ぼす弊害があることを忘れてはいけません。
人件費、広宣費、光熱費、その他消耗品費などといった経費が多く掛かる分、2倍売れても利益は単純に2倍にはなりません。
これが、安売りの負のパワーです。
では、逆に値上げをしたらどうなるでしょうか。これも分かりやすく表にしてみました。
条件は同じく、通常販売価格が3,000円で原価が1,000円です。
通常価格 | 通常より20%値上げ | 販売個数20%アップ | |
---|---|---|---|
販売個数 | 300 | 300 | 360 |
売上金額 | 900,000円 | 1080,000円 | 1080,000円 |
粗利 | 600,000円 | 780,000円 | 720,000円 |
20%値上げと20%販売個数アップ、数字は同じでも粗利のインパクトが違います。
またこちらも販売個数が20%アップした方は人件費、広宣費、光熱費、その他消耗品費などといった経費が多く掛かる分、利益は縮小します。
そうは言っても
『値上げをすればお客様が離れる』
といった声も上がるでしょう。ごもっともです。 値上げをすれば、ある程度のお客様が離反してしまうことはあります。そこで、4人に1人の25%のお客様が離反した場合は、どうなるでしょうか。こちらも分かりやすく表にしてみました。
通常価格 | 値上げ20%で販売個数25%ダウン | |
---|---|---|
販売個数 | 300 | 225 |
売上金額 | 900,000円 | 810,000円 |
粗利 | 600,000円 | 585,000円 |
これもかなりインパクトのある数字かと思います。
20%の値上げで販売個数が25%減っても通常価格での販売個数200個と粗利は少し下回る程度です。ただこの場合、販売個数が減った分、人件費、広宣費、光熱費、その他消耗品費などといった経費が少なくなる分、通常価格の利益を超えることになると思います。
値上げをしてお客様が減ったとしても、25%以上のお客様が離反しなければ、ほぼ問題ないと思いませんか?
もちろん、お客様が離れていくことはよくないことですが、悪いほう悪いほうに考えず、少し考え方を変えてみませんか?経費が圧縮された分、残されたユーザーを手厚くフォローすることが出来るので、そうすれば顧客満足度も上がり、お客様は値上げの悪いイメージを払拭できたり、気にならなくなったりさせることが出来ます。
弊社では、値引きや割引は程々にしてお客様に今あるサービスや商品の価値をきちんと伝え、そして満足していただける体制を整えることのほうが、店舗の経営によろしいと思っております。
もちろん上記は、お客様が満足されるだけのサービスや商品、技術、品質を提供することが大前提です。
PRICE UPお客様の単価アップ方法
売上とはどういったものから成り立っているのでしょうか。売上は、
商品またはサービス単価 × 購入点数
から成り立っています。 では、売上UPさせる方法としてどのようなものがあるのかといいますと、
商品またはサービス単価を上げる
購入点数を増やす
といった2つの方法が存在します。この2つを達成させるべく手法を簡単に説明します。
サービスまたは商品単価を上げる方法
これは先ほど紹介しました値上げです。値上げのパワーは、もうご周知の通りですね。
値上げで注意が必要なのは、値上げする分、お客様に対して『今まで以上の価値』を提供して、その価値をお客様に理解していただかなければなりません。
今までと価値が一緒で値上げされれば、お客様に対して値上げの理由付けが出来ないことから、お客様離れが起こり、またそれに拍車をかけます。
では、『今まで以上の価値』とは、商品やサービスの質を上げるということだけではないことです。
『ンッ?』、『エッ?』
と思われる方もいると思いますが、価値とは商品やサービスの質以外にも感じることができるものなのです。
例えば、今までお客様に対し行わなかったメールなどのフォローも『お客様を大事にする』といった価値となり、それをお客様はちゃんと感じでくれます。お客様が感じる価値は色々あり、形あるものや質だけではないのです。
そしてこの価値ですが、皆様からきちんとお客様に伝えていますか?
『一度使ってもらえれば良さが分かる』
『伝えなくても分ってくれる』
こういった思いのオーナー様が非常に多いですが、これは大きな間違いです。
そもそも、価値の良さを決めるのはお客様であって皆様ではありません。お客様は、『その価値を理解してその場にいるわけではない』といったことを前提にお客様に対してプレゼンを行なわなければなりません。
そのプレゼン内容にお客様が納得や理解を生じれば、全く問題なくその提示金額を支払ってくれます。
優れた商品や良いサービスを提供するのは当たり前の時代となりましたので、商品やサービスのスペックではなく、お客様にとってのメリットやベネフィット、顧客満足度を上げるといった考え方にまずはシフトしなければ、価値を上げることは難しいです。
それでもまだ値上げに抵抗がある場合は、もう一つ方法があります。
それは、現在のものよりも高額なサービスや商品を構築するといったもので、松竹梅の販売手法(アップセル)とも言われています。
現在の商品よりもグレードの高いサービスや商品を用意します。お客様の中には、『高いもの=良いもの』と思っている方や、人前での『見栄』で高額なものを購入するケースがあります。
金額によって価値が決められるといった感じも往々にあるので、言い方は悪いですが、価値が分からなくてもそのサービスや商品を購入するといった行動があります。もちろん購入したお客様は、その価値に対し優越感を抱きますので、ほぼ必ずといって良いほど満足しています。
松竹梅といったメニュー構成にした場合の購入確立は、松3割、竹5割、梅2割といった比率になるので、必然と商品単価はあがる形となります。
購入数を増やす方法
もっとも代表的な購入数を増やす方法として、パッケージセルとクロスセルというものがあります。
パッケージセルとは、テレビ通販番組で、パソコンを購入するとプリンターやデジカメが付いてくるといったセット販売するといった手法のことです。家電量販店で、新生活応援パッケージといった白物家電などをセットにして販売してますがこれもパッケージセルです。
パッケージセルの良いところは、単価を上げるほかに不良在庫となりそうな商品を人気商品のセットとして販売し、在庫処分するときに非常に有効ということです。
例えば美容室の場合、店販商品のあるトリートメントが不良在庫になりそうなので、カラーもしくはパーマーを希望されるお客様に対し、トリートメント販売をセットにしたカット&カラーもしくはカット&パーマーの新しいメニューを作ってしまうなどといったことで、在庫を捌けやすくすることができます。
クロスセルとは、よくファミレスで注文した時には、『ご一緒にドリンクバーやサラダバーは如何でしょうか?』といったことやファストフードのハンバーガー店で注文した時に『ご一緒にポテトは如何でしょうか?』と聞かれ、単品の関連商品を追加として薦められるといった形で販売するといった手法のことです。
この効果は絶大です。 注文のついでに『ご一緒に●●は如何でしょうか?』と一言そえるだけで、簡単に他の注文が取れる不思議な言葉です。
その他にもWEB通販でよく使われる『あと●●円で送料無料』や『この商品を購入されたお客様は、こんな商品も購入されています』といった文言もクロスセルに入ります。
これはお客様心理を巧みに利用した方法で、最初のサービスや商品を購入する時には慎重になるのですが、一度サービスや商品を購入するとそのお客様の財布の紐が一気に緩む現象を上手く活用しています。
ただしパッケージセルやクロスセルなどで、強引な押売りや売込みは、絶対にNGです。お客様に自然な形でサービスや商品の話題をつくり、お客様が断るといった時もあまりストレスを感じないような形を心掛けることとしましょう。
口頭より威力は少し弱まりますが、カタログやPOPをお客様の目のつきやすい場所に置いておくのも良いです。ただし、口頭も一緒に行う時には、必ずお客様がそれに気づき、その話題に入ってからにしましょう。
MERIT弊社が選らばれる理由
弊社ではネイルサロンやエステサロン、美容室などサロンの集客方法として売上UPのマーケティングを考えたコンテンツ制作サポートや集客サポート、臨店コンサルティングなどを行うことができ、店舗の予算などに合わせてバランスをとりながら、売上UPを目指していきます。
弊社のコンサルティングメニューは下記の通りとなります。
コンサルティングメニュー | |
コンテンツ制作サポート |
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集客サポート |
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臨店コンサルティング |
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弊社では、他社で行なう独立開業のみをコンサルティングする開業屋で終わることなく、サロンの独立開業時のサポートと店舗開業後の集客などのサポートもさせていただいております。
弊社での集客&売上UPサポートを行う場合、以下のようなメリットが挙げられます。
- 集客UPで終わらず売上UPを目指す
マーケティングに対応いたします - 呼び水の集客から受け皿のコンテンツ
制作まで、一貫したサポートが可能 - WEB以外のチラシや郵便DM等の
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ネイルサロンやエステサロン、美容室などサロンのマーケティングに関しましてお分かりにならない点やご相談は、初回無料にて行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。