- そもそも経営がはじめてでよく分からない…
- 競合との差別化をはかりたいがどうすれば良いのか?
- お店の強みって何?どう設定するの?
- もうこれ以上赤字を増やしたくない!
- スタッフの教育が上手くいかない・・・
- 経営の悩みを誰にも相談できない・・・
ネイルやエステ、美容室などの独立開業後、
経営戦略でこんなお悩みお持ちではないですか?
ROLE経営者の仕事とは?
ここでは、ネイルサロンやエステサロン、美容室の経営戦略ついて触れてみたいと思います。
独立開業後、サロンオーナー様が抱える悩みは、ほぼ決まっています。
・店舗集客
・競合差別化
・スタッフ教育
これ以外のものは余り聞きません。もちろん小さいお悩みはあるかもしれませんが、大別するとこの3つに殆ど関わってきます。 この3つの悩みが無くなったり、少なくなったりすることでサロン経営は非常に楽になります。これからそのことについて話していきますが、その前に聞きたいことがあります。
ズバリ、経営者の仕事って何でしょうか?
独立開業したての起業家の場合、やるべき仕事は山のようにあるかと思います。
・現場での施術
・マーケティング(集客)
・スタッフ教育
・新施術情報の収集
・経理
・資金繰り
・顧客管理
・・・等など、本当に沢山ありますが、この中で1番重要なものは何でしょうか?
下記は、ある有名なコンサルタントのセミナー内容の一部分を抜粋して記載しますが、ここにその答えがあります。
このセミナーの参加者殆どは、ネイルサロンやエステサロン、美容室、整体院、カイロプラクティック、飲食店、小売店等の店舗経営者(オーナー)でした。セミナー講師がセミナーを始めた直後いきなり、最前列のセミナー受講者に対して、こう質問しました。
『あなたの職業は何ですか?』
と次々と聞いてまわります。当然、それぞれの経営者の方たちは、自分の職業を答えます。
『美容室のオーナーです』
『エステサロンの経営者です』
『飲食店を経営しています』
すると、セミナー講師がこんな事を言います。
『良かった…今日ここにいる人達はすべて間違っている・・・今回のセミナーに参加する価値はあるようだ…』
そして講師は、さらに続けます。
『ここにいる方たち全員、ビジネスオーナーです。皆さんの仕事は店舗経営じゃない!皆さんの仕事は、マーケティング(集客)なんです!ビジネスオーナーのメインの職業はマーケッターです!』
セミナー講師曰く、『ビジネスオーナーというのは、現場で仕事をするということ以上に、マーケティング(集客)がメインの仕事であり、集客ができなければ売上が上がることはないにも関わらず、その意識がかなり低い』と言っております。そして、セミナー講師は具体的な例をあげました。
以前、このセミナー講師が整体院のオーナーが集まるセミナーに講師として招かれ時のことです。
そこに集まった95%の施術師は、『施術の技術』について熱心に話し合っていました。
『この施術はどうだ』
『あの施術にはこの道具が良い』
『その施術でお客様も喜ぶはず』
『自分の施術は他とは違うんですよ』
延々と自慢話が続きます。
施術に対して熱い思いを持っているようです。しかし、
他の5%の施術師はセミナー会場の隅で、
『患者さんの単価ってどれくらいにしてます?』
『リピートはどのようにすれば取れるのか?』
『リスティング広告はどうのこうの…』
『新規お客様獲得はこうすれば・・・』
といった形で、マーケティングの話に熱が帯びおります。
その後、セミナー講師は、セミナー受講者に近づき、各々の年収を聞いて回りました。思った通り、施術技術について熱い思いを持っているオーナーの平均年収は、3~400万円程度…中には200万円以下のオーナーもチラホラ見受けられます。
一方、マーケティングについて熱い思いを持っているオーナーの平均年収は1,000万円以上で、中には5,000万円や1億円を超える人までいる状態です。
マーケティングに情熱を持つ5%のオーナーは、多くのお客様に接し、多くのお客様に満足してもらい、そしてリピーターになってもらい、多くの売上を上げて稼いでいますが、施術に情熱を持つ95%のオーナーは経営もままならない状態です。
この結果を見て、皆様はどう思われますか?
そして、セミナー講師は、ここで一喝します。
『多くのお客様に接し、多くのお客様に満足してもらい、そしてリピーターになってもらい、結果的に大きな収入を上げている施術者は本当に素晴らしいですが、技術ばかりを追ってしまい、少しのお客様にしか対応できず、お客様を満足させることが施術者の使命だという裏で、自分の生活水準や家族すら満足させることができない施術者は、ビジネスオーナーとして失格です。』
店舗のオーナー様が行う1番重要なことのお答えはもうお分かりですね。
そうです。オーナーの注力しなければならない仕事は、マーケティング(集客活動)なのです。
『そんな考えで、お客様は満足しないよ』
といった声も聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?実際に上記の話の中で、注目してもらいたいのが、『リピーターになってもらい~』の部分です。
もちろん新規のお客様が100%リピートしているわけではありませんが、リピーターになってもらわなければ、中々多くの売上を上げることはできませんし、そもそもお客様がリピートしているわけですから少なくともサービスに満足していないわけではないと思います。
サロン経営に限らず、皆様の仕事はボランティア活動ではなく営利ビジネスです。ビジネスは、それを求めるお客様がいてはじめて成立します。 ビジネスの流れ的には、
①マーケティング(集客)をする
↓
②適切なサービスや商品をお客様に提供する
↓
③お客様が満足し、その設定金額を支払う
↓
④選ばれたサービスや商品をより多くの人に届ける
↓
⑤適切な売上を伸ばしていく
となり、これがビジネスオーナーの役割でもあります。
お客様からお金を支払っていただくということは、店舗から提示しているサービスや商品の料金にお客様が納得いただいてからその料金をお支払していただきます。
そしてそのサービスや商品にお客様が満足していただけたら、その価値を認めていただいたことによってリピートしてもらい、より多くのお金を支払っていただける。
このようなフローができなければ、ビジネスとしては成り立たず、朽ち果てるのみとなります。そうならないようマーケティング(集客)ということを今一度考えていただければと思います。
ネイルサロンやエステサロン、美容室といった店舗を経営するあなたにとっても参考になると思いますので、まずはこのことをお伝えしいたしました。
MARKETINGサロンのマーケティングとは?
ここからネイルサロンやエステサロン、美容室のお悩みを解決していきます。まず最初に『マーケティング(集客)』です。マーケティング(集客)に関しましては、コチラの集客方法ページでも触れていますので、そちらも一緒にご覧いただければと思います。
集客方法は色々とありますが、その原点となることは1つだと思います。それは、【お客様の声を聞き、理解する】といったことです。
- ・このサロンを知ったきっかけは?
- ・何故このサロンに来店したのか?
- ・このサロンに
何を求めているのか? - ・どのような悩みを
持っているのか? - ・このサロンの何処が
良くてどこが悪いのか?
上記のようなことが分かれば、お客様目線&主導の店舗を作ることができるので、非常に集客は楽になります。
サロンを知ったきっかけ
どの様なルート(広告など)から皆様のサロンに辿り着いたのかが分かれば、そこに広告予算を集中的に投下できますので、費用対効果が高くなります。
WEBなのか?チラシなのか?WEBならSEOなのかMEOなのかリスティング広告なのかなど。
逆に反応がない広告のウィークポイントもこれを行なうことで、見えてきますことから、そこを補うための対策も見えてきます。
サロンへの来店理由
何故お客様が皆様のサロンに訪れたのかが分かれば、お客様の目的もみえてきます。
特に新規のお客様は、他店での不満や不安、自分の悩みが解決されないことからサロンを変更する傾向がありますので、その理由から他店と同じ轍を踏まないようにすることができます。
またその来店理由は今回の来店で達成できたのかといったヒアリングやアンケートも行なうことが必要です。
サロンに求めるもの
お客様が施術の技術以外でサロンに来店する場合、何かを求めてやってきます。癒し?優越感?雰囲気?企画?情報?・・・など色々あります。
お客様の求めるものを把握することで、それを店舗の強みや差別化に繋げることが可能となります。
来店理由でも触れましたが、今回の来店で、お客様が欲するものを達成できたかといったことを確認することで、次の新規客やリピータ獲得のヒントとなります。
お客様の悩み
美容室でよくあることですが、新規客が来店し、カルテを作成することを踏まえながら髪を触り、そのお客様の髪の悩みを勝手に決めてしまうということがあります。
『プロだから髪を触れば、分かる!』という声が聞こえてきそうですが、それが間違いであり、施術者とお客様の間に生まれるギャップとなります。
お客様の悩みはお客様しか分かりません。そこに施術者が歩み寄ることは、とても重要なこととなります。
サロンの良し悪し
今まで触れてきたことを実践しながら、サロンで伸ばしていくところ、改善していくところをお客様に判断してもらえれば、間違った道に進むことは少なくなり、新規お客様及び既存お客様からの評判も高くなりcます。
お店の良し悪しを決めるのは、オーナー様である皆様ではありません。お客様です。
お客様が納得して、初めてその店舗は『良い』といった形になります。
DIFFERENTIATION競合との差別化は【強み】発掘から
熾烈を極めるサロン業界において、競合との差別化(強み発掘)部分は絶対に押さえなければならないポイントです。
何故か?
それは、競合と同じことをやってしまうと必ず価格競争に巻き込まれてしまうからです。こちらをご覧いただいている皆様の大多数が多店舗展開されていない小規模のサロン様人になるかと思いますが、小規模サロンの場合、価格競争に巻き込まれた時点で生き残りは非常に難しくなります。これはサロン経営に限ったことではありませんが・・・
例えば、サロンのポータルサイトのホットペッパービューティー(以下、ホトペ)にクーポンをつけることで、その部分についての来店はあるものの、殆どがリピーターになってくれずに結局ホトペに掲載したクーポン分だけ赤字になってしまったり、掲載の広告費が回収できなかったといった方も多いはずです。
もちろんクーポンだけが一概に悪いわけではありません。クーポンは、初回来店の敷居を低くし、来店しやすくなるといったメリットもあるので、初回来店させるための集客方法としては、起爆剤となることから利用することは間違いではありません。
ただ、いくらクーポンで新規お客様を集客しても、安い時だけ来店して通常価格だと来店しないといった形の場合、固定客化ができず、サロンの経営は中々安定させることができません。 また、それをお客様のせいにしてサロンオーナーはこういうお客様を『ジプシー』などと揶揄します。
もちろん安さだけを求めてくるジプシーも少なからずおりますが、リピーターにならないお客様全部がジプシーな訳がなく、厳しい言い方ですが、そのサロンに魅力がないからリピートしないといったお客様の方が多いと思います。
では、どうやってサロンの差別化できる強みを発掘していけば良いのでしょうか?
それは、【付加価値】です。
もちろん画期的な技術やサービスがあればそれに越したことはありませんが、そのようなことはイタチゴッコとなりやすく、また費用も多大に掛かります。
来店するお客様は、ネイルサロンやエステサロン、美容室での施術やサービス以外の『何かを得にきている』といったことを上記の『サロンに求めるもの』のところで触れました。この『何か』とは、ベネフィットと呼ばれるそのお客様が持つ価値をさす場合が多いです。
このベネフィットには2種類あり、機能的ベネフィットと感情的ベネフィットです。基本的にはこの2つのどちらかもしくは両方を求めてお客様は店舗に訪れる可能性が高いです。
なら、この部分が丸々店舗の差別化する強みとなれば、ターゲットとなるお客様を満足させ、リピート確立を上げることができます。
詳細は申し上げることはできませんが、弊社にて実際に行った例として、殆どの美容室では煙たがられるお客様を積極的に誘い込むことを差別化として展開し、売上をV字回復したケースもあります。
機能的ベネフィットとは?
お客様が店舗で求める機能的ベネフィットとはどのようなものがあるのでしょうか?
- ・身体に優しく、健康的
- ・面倒が掛からず、利便的
- ・施術スピードが速く、効率的
- ・施術内容が長く続き、
経済的 - ・施術効果を直ぐにわかる、
直感的
といったところが、機能的ベネフィットの候補にあがるかと思います。この機能的ベネフィットが決まりますとターゲットに対するその接し方や演出方法が決まってきます。
例えば、美容室の場合、ストレートパーマをかける際に、【施術内容が長く続き、経済的な施術】といったものが、そのターゲットには非常に価値のあるものとなります。
新技術を取り入れたパーマもそうですが、既存のもので長くパーマを持たせるケア情報をお客様に教えるだけでも、その店舗の差別化になり得ます。
感情的ベネフィットとは?
次にお客様が店舗で求める感情的ベネフィットとはどのようなものがあるのでしょうか?
- ・高級感、ラグジュアリー
- ・癒し感、リラックス
- ・爽快感、リフレッシュ
- ・優越感、スペシャル
- ・親切感、ジェントネス
といったところが、感情的ベネフィットの候補にあがるかと思います。この感情的ベネフィットでは、人の持つ五感をフルに演出することで、その世界に引き込み易くなります。 例えば、美容室の場合、癒しを求めているアラサー女性で独身、証券会社勤務といったお客様の場合、
などといったものが、好まれるのではないでしょうか?
またお客様のストレスの捌け口もしくは相談といったお客様に寄り添う形での話術も癒しへ確実にプラス効果を与え、さらなる差別化ポイントになり得ます。 こんなことは『当たり前』といった声も聞こえてきそうですが、実際には出来ていないところの方が多いです。
ここで紹介してきた機能的ベネフィットや感情的ベネフィットを全て行うことは出来きませんし、全てのベネフィットがそのターゲットに当てはまるとも限りません。 その他にもベネフィットとなることもありますが、まずは、皆様の理想とするものを損得勘定考えずに企画し、そしてそれをお客様に判断してもらうことがよろしいと思います。
TRAININGスタッフの教育での考え方
スタッフの教育は、サロンの売上を上げたり、またサロンを成長させていく上で非常に重要となります。
このスタッフの教育には2つあります。
美容室の場合
・アシスタントをスタイリストへレベルアップさせる教育
・ベテランスタイリストを幹部に育て上げるための教育
ネイルサロンの場合
・未資格者や経験が浅いネイリストをス1人前のネイリストへレベルアップさせる教育
・ベテランネイリストを幹部に育て上げるための教育
エステサロンの場合
・経験が浅いエステティシャンをス1人前のエステティシャンへレベルアップさせる教育
・ベテランエステティシャンを幹部に育て上げるための教育
1人サロンではこの問題はないですが、2人以上で店舗を動かしている場合、この2つの教育の中で殆どの方が共通してくる悩みが、アシスタント(経験の少ないスタッフ)の教育です。
最近のアシスタントは、
『直ぐに弱音を吐いて辞めていく』
『全然練習しないから腕が上達しない』
等といったことはよく聞くことですし、こちらをご覧いただいている方々もそう思っているはずです。
このアシスタントの教育方法が上手くいけば、腕も上達しアシスタントから1人前のスタッフへ昇格、もしかしたら直ぐに辞めていくといった行動をとらなくなるかもしれません。
アシスタントの教育方法とアシスタントの昇格と退職は確実に連動しています。
きっと今まで、皆様が受けてきた教育方法を使ってアシスタントを教育している方が殆どかと思いますが、その教育方法、本当に合っていますか?
人は十人十色ですので、全てが型として当てはまるといったことは少ないです。もし現在、アシスタントの教育が上手くいっていかず、腕が上達していなかったり、今まで離職率が高かったり、現アシスタントが退職といった不穏な動きがある場合は、一度教育方法を見直すべきだと思います。
1つの固定した教育方法ではなく、色々な教育方法を使ってみて、そのアシスタントに当てはまるものをチョイスできれば、ある程度教育に関しての問題は解決できますので、是非とも考えてみては如何でしょうか。
『そんないくつも教育方法は持ち合わせていないし、時間もない!』といった方には、目標設定と意識改革をアシスタントにさせることで、気持ちなどに変化がでてくるかと思いますので、そちらを実行してみては如何でしょうか?
同じ轍を踏んでいては、改善や発展は全くもって望めません。むしろ人材流出などで店舗の衰退が目に見えております。アシスタントに
- 『自分のやるべきことがある』
- 『自分は何をやるべきか』
- 『自分の居場所がある』
- 『自分に未来がある』
といったことをきちん思わせることで、確実にアシスタントの気持ちは変化し、またその変化にサロン内の雰囲気も変化します。
以上で、簡単ではありますが、経営者の仕事で重要な、店舗集客、競合差別化、スタッフ教育について話してきました。
色々思うところはあると思いますが、きっと何かを変えたいためにこちらのサイトをご覧いただいている方が多いと思いますので、現状打破するために、まずはあなたご自身が行動に移してみてください。
CONSULTING弊社のコンサルティングメニュー
弊社ではネイルサロンやエステサロン、美容室などサロンの戦略目標を達成させるべく必要な戦術ツールをお客様にご利用いただくことにより、店舗の集客だけでなく売上UPのコンサルティングや経営を成功に導くための知識を余すことなくお知らせし、業務改善コンサルティングも行なわせていただきます。
弊社のコンサルティングメニューは下記の通りとなります。
コンサルティングメニュー | |
コンテンツ制作サポート |
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臨店コンサルティング |
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サロンの独立開業前で集客に悩んでいる方、サロン開業後思ったように集客が出来ないで売上げが伸びない方、その他サロン経営にサポートを感じていらっしゃる方に合ったコンサルティングにて、お悩み解消のサポートができればと思っております。
弊社の集客&売上UPコンサルティングや業務改善コンサルティングを行う場合、以下のようなメリットが挙げられます。
- 価格競争から脱却するため、
競合と差別化できる提案を企画いたします - 店舗内で業務や売上に関する問題を分析し、
解決をサポートいたします - 業務の効率向上を目指すため、
スタッフの教育をサポートいたします - 経営に必要ないリスクやムダを
最小限に抑える情報を提供いたします
お客様が安心してネイルサロンやエステサロン、美容室の経営ができるよう、弊社が色々な形でサポートさせていただきます。 訪問コンサルティング(臨店コンサルティング)も行なっておりますので、お分かりにならない点やご相談は、初回無料にて行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。