ネイルサロンやエステサロン、美容室等のホームページリース契約でトラブル①｜美容室やネイルサロン、エステサロンの独立開業＆集客サポート

2017年6月18日 WEB集客

今回は、弊社にも相談の多い【ネイルサロンやエステサロン、美容室等でのホームページ制作に関わるリース契約でのトラブル】を考えてみたいと思います。こちらは、これからネイルサロンやエステサロン、美容室のホームページを新しく制作または、制作会社との更新時期が迫り、リニューアルをご検討されているオーナー様は必見です。

5年などの長期契約（リース契約）で、ホームページ制作をおこなうオーナー様がいらっしゃいます。リース契約は、イニシャルコスト（初期制作費）抑えられるメリットがあるため、まとまった経費の出費を避けたい場合に使われる契約方法の一種です。

これはホームページだけではなく、高額な機器をサロン内で導入する際にも使われる一般的な契約ですから聞き覚えがあるかと思います。

サロン内で使用する機器の場合、メーカーのメンテナンス不足や倒産による契約内容が反故されるといったトラブル以外には、殆ど目立ったトラブルは聞きませんが、ホームページ制作の場合、非常に多くのトラブルが発生しております。

もちろん、真面目にリース契約を基にしたビジネスをされているホームページ制作会社もありますが、非常に少ないのが現状です。

では、ここからはホームページ制作のリース契約で不満になってしまう点やそれに関わるトラブルになる事柄を説明していきます。

ホームページのリース契約とは？

検索エンジンで、『ホームページリース契約』と検索すると【悪徳】や【詐欺】、【被害】といったかなりネガティブな情報が検索ページ内を占めており、【ホームページのリース契約は安全】などといったポジティブ情報は皆無といってもいい状態です。

上記でも触れましたが、サロン内での機器のリース契約と似ている部分があると思いますが、【サロンで使用する機器名＋リース契約】で検索して出てくるページ内容とは大違いです。

何故ここまでホームページのリース契約が炎上しているのか？まずは一般的なホームページのリース契約内容の確認をしていきましょう。

実は高くなりがち

ホームページの制作に掛かる費用がピンからキリまであるので、一概にはどこから安い高いといったことは伝えにくいですが、弊社の場合とリース会社の比較をしてみます。

弊社の場合は、初期制作費が約30万円で月額1万円の管理費といったごく普通の費用帯かと思います。リース契約の場合、初期制作費用0円で月額5万円のリース料金で、契約期間が5年となることが多いです。

初期費用0円だと凄くお得感はありますが、最初の1年目のトータル金額で比較した場合、リース契約の方が既に金額を上回ります。

・弊社の一般的ホームページ制作系費用（1年分）

　⇒制作費30万円＋月額1万円×12ヵ月＝42万円

・リース契約の一般的ホームページ制作系費用（1年分）

　⇒制作費0万円＋月額5万円×12ヵ月＝60万円

この支払総額の差は歴然です。1年目でこの差ですから2年目以降は、ドンドン差がついていきます。

中途解約がNG

リース契約は、ホームページ制作会社との契約というより、リース会社（信販会社やクレジット会社）とオーナー様（個人事業主または法人）との間での契約になります。

その契約内容では、【契約期間中の解約は禁止】、【解約を申し入れる場合、リース残存期間の全額を一括支払い】が必ずと言っていいほど条項に連なり、契約時には引き落としもしくはクレジット払いになることが殆どです。

この契約の場合、オーナー様から契約解除を申し出た場合、ほぼ100％近い確率で解約はできず、解約する場合は、リース契約で残りの期間の支払いが必要になります。なので5年の契約期間だとしたら、5年間は契約解除はできません。

では、ホームページ制作会社に問題があった場合の契約解除はどうなるのか？

支払いは続行

契約中にホームページ制作会社に問題があった場合として例えば、

といった3点が挙げられます。

このようにホームページ制作会社が上記の3つの事柄が発生したとしても残念ですが、リース契約の支払いは続行します。

『そんなバカげたことある？』、『理不尽な！』という声が聞こえてきそうですが、リース契約はあくまでもリース会社（信販会社やクレジット会社）との契約なので、ホームページ制作会社は関係ないのです。

上記のホームページ制作会社の事業撤退や売却、倒産が、期間5年のリース契約をして1年目で起こってしまっても、残り4年分はリース金額を支払い続けなければなりません。この時にトラブルになるのが、支払いのこともそうですが、それ以上に

といった形で、WEB集客やブランディングを求めて構築したホームページが、まともに使えなくなる可能性があり、またそんな状況なのにも関わらずリース料を支払いける必要があります。

チャンスを逃す

WEBの世の中では、日々新しい技術やそれに対応したマーケティング技法が生まれてきます。生まれてくるということは、その新しい手法に対応しなければ、速い時間軸で進んでいる現代という時代に置いて行かれるということを意味します。

モバイルの場合、約6年前にスマートフォンは存在しておりましたが、スマートフォン用のホームページはまだ存在せず、ガラ携の簡易的なホームページが主流でした。スマートフォンでもガラ携のホームページを見る時代でした。

しかし、今はどうでしょうか？スマートフォン用のホームページは当たり前のように存在し、スマートフォンページがないと直ぐに離脱され、見向きもされず、また検索エンジンからもマイナスの評価をもらう時代となりました。

またこれはホームページ制作に限ったことではなく、WEB集客で必要なツールのSEO対策、MEO対策、リスティング広告運用などといった集客手法を使う際も同じことが言えます。

猛スピードで駆け抜ける現代で取り残されないためにもリアルタイムにてホームページを中心としたWEB対策では、最新のマーケティング技術を活かした対応をとらなければなりませんが、リース契約の場合、5年という長い期間の縛りがあるため、アクティブに対応してもらえることが少ないことが多いです。

このことからリース契約のホームページ制作会社がきちんとした対応してくれない場合どうでしょうか？時代に取り残され、反響も反応もない、お飾りになってしまったホームページとリース契約の残債が残ります。

通常このようなことになれば、ホームページ制作を他社に乗り換え、ホームページの立て直しといった行動に出たいはずです。

しかし、上記で説明しました通り、リース会社との契約は期間中NGのため乗り換えることができません。何もできなければ、反響も少ないただのお飾りになってしまったホームページで、契約の残存期間をやり過ごさなければなりません。

これはWEB集客のチャンスをみすみす逃していることと同じです。

弊社のような、リース契約ではなく通常のホームページ制作形態の場合、ネイルサロンやエステサロン、美容室等でホームページを1～2年使用してユーザーからの反応や反響が芳しくないといった形であれば、他社へ乗り換えることがある程度容易にできます。

乗り換えた場合、元の契約がリース契約のようなキツイ縛りがあることは少ないので、その費用を含めても、リース契約の総額を超えることは通常ありません。

制作会社ではなく営業会社

【悪徳】や【詐欺】と言われるリース契約の場合、その殆どのホームページ制作会社は、営業スタッフやテレアポスタッフが中心となり、営業に特化した会社といったことで、通常はホームページのことやマーケティングのことをよく分からないところも多いです。

酷い会社では、美的センスやマーケティング知識もゼロで、オーナー様から修正依頼をするとのらりくらりと立ち回り、結局はそのままの修正をしない形で、ただ単に契約だけを取りに行くといったものが多いです。このよなところでまともなホームページは制作できません…

またリース契約の場合、ホームページ制作会社は、その契約分の総費用（例えば、年間60万円で5年なら300万円）から一部手数料を引かれた金額をリース会社から一気に受け取る仕組みになっています。

こうなってしまうとホームページ制作会社は、オーナー様から『ここを直して欲しい』、『あそこを追加して欲しい』と言われても、既にホームページの制作費用をリース会社から全額もらってしまっているので、お金の発生しない面倒くさい仕事といった形で、後回しもしくは放置されることも多いです。

チョット長くなりましたので、次回【ネイルサロンやエステサロン、美容室等でのホームページ制作に関わるリース契約でのトラブル内容】を紹介していきます。

上記で触れている内容につきましては、真面目にリース契約を基にしたビジネスをされているホームページ制作会社もありますが、非常に少ないのが現状だったため、警鐘としてお知らせしております。

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