集客としてポスティングの是非|エステやネイルサロン、美容室の集客対策

2017年5月31日 オフライン集客


 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等の美容系サロンに限らず、リアル店舗のオフライン広告の1つにポスティングがあります。
 

リアル店舗では、ローカルエリアといった地元の方やその地域に勤める方に知ってもらうため、ポスティングは新聞折込広告と合わせて考えられる代表的な宣伝広告の媒体といって良いと思います。
 

では、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の美容系サロンがポスティングをするにあたり、費用は?タイミングは?といったどうすれば良いのでしょうか?といったことに対して答えていきたいと思います。
 
 

ポスティングの費用

 

ポスティングをする際に大きく分けると3つの費用帯が存在します。ネット全盛の世の中、ググればこのようなことは簡単に調べることができますが、それぞれの役割なども含め、考えていきましょう。
 
 

①企画・デザイン
 
ポスティングは、新聞折込のチラシ広告と同じです。
 

全く興味が沸かないチラシで直ぐにゴミ箱や古紙箱へ行ってしまうものと、興味をそそり思わずその店舗に行きたくなるチラシでは、集客効果としては雲泥の差です。どんなに多額なお金をかけて膨大な枚数をポスティングしても、そもそも効果が薄いまたは無いようなチラシだと意味がありません。
 

チラシには、3つの制作方法があります。
 

1つ目は、自分自身でつくる方法です。パソコンに入っているワードやパワーポイントでデザインやテキスト等を制作していきます。少しパソコンが得意な方だとイラストレーターやフォトショップといった専用ソフトで制作することもあるかと思います。
 

この自分自身で制作するイバンのメリットは、ローコストなこと。元々パソコンにソフトが入っていれば、殆どコストは掛かりません。その反面、自分で構成やキャッチなどを念入りに考える必要性がありますし、チラシに素人感がでて安っぽくなる場合が多いので注意が必要です。
 

2つ目は、広告業者に制作してもらう方法です。自分自身で制作するときにあった素人感がでて安っぽくなるといったことはなくなります。
 

企画・デザイン費用は、少なくとも数万~となりますので、自分自身で制作するよりコストは掛かります。また綺麗なチラシは制作できますが、集客できる反応のあるチラシを制作できるかはその業者のマーケティングに力を入れているかどうかによって変わってきます。通常だと綺麗に制作することが優先され、マーケティングにはあまり力を入れないことが多いです。
 

3つ目は、マーケティングを熟知している広告業者に制作してもらう方法です。通常の広告業者よりも割高になることが多いです。この場合、どのような目的で、どのようなターゲットに来て欲しいのかなどのヒアリングの基、企画やデザインをしてくれます。
 
 

②チラシの印刷
 
昨今、ネット印刷などの台頭により、印刷料金が格段に安くりました。またデザインの入稿方法も慣れれば直接依頼することができる状態です。
 

ただ、どうしても紙質や入稿方法・入稿データ作成・折り方等の専門用語が出てきてしまうので、『難しいな…』とか『失敗したくないな…』と思ったら印刷代行に頼んだほうが失敗は少ないです。
 

またどのくらいの数をポスティングするかのといったことを把握しなければなりません。配りたい地域やそのチラシを何回ポスティングするのかといったことで印刷枚数は大きく変わってきます。ポスティングを業者に行わさせる場合であれば、そのポスティング業者に地域の世帯数を聞くことができます。
 

印刷費用は、発行部数やカラー、完成までの日時によって大きく上下するので、何とも言えませんがA4サイズ10,000部の両面カラーですと約15,000~30,000円円程度ではないかと思います。
 
 

③ポスティング業者
 
どうしても節約したいからとご自身やスタッフでポスティングを行うケースがありますが、正直お勧めいたしません。なぜならそのポスティングといった不特定多数に対するお仕事は、皆さんの本分ではないからです。その時間があるなら、技術を磨くなり、後輩に指導したり、既に接点のあるお客様へコンタクトを取ったり…と他にやるべき仕事があるからです。
このことからホスティングを行う際は、業者に任せた方が良いと思います。
 

さて、業者の費用ですが、1枚あたり3~6円くらいでしょうか。この辺はネットでググれば色々出てきます。計算は単純で、例えば一枚4円だとして5,000枚配布としたら20,000円となります。
 

1枚当たりの金額の差は、配布地域の内容(建物)や配布物の大きさなどで変わりますし、配布先の属性指定といったものがあります。配布先の属性指定とはマンション限定や一戸建て限定、○丁目限定といったターゲットを狙い撃ちしたポスティングのことを言います。
 

何処へどのくらいの数量をポスティングするのか、きちん管理しようとすれば、マーケティング力も必要になってきます。そのポスティング業者にそのような力があれば多少他より高くともそのようなところに任せた方が良いとは思います。このようなコントロールが出来なければ、どうしてもチラシが損する確率が高くなります。
 

このコントロールは自分自身で行うことも可能です。盤面を変えたチラシがいつ、どこで、どのようにポスティングされたことを把握し、そのチラシを見て来場した顧客のデータをポスティングデータと突合させ管理することで可能となります。
 
 

ポスティングのタイミング

 

そもそもネイルサロンやエステサロン、美容室等の美容系サロンでは、どのようなタイミングでポスティングをするのかを考えます。
 

一般的には、独立開業時で店舗が完成し、いよいよお客さんを迎える準備が出来た時です。例えば、【近所に美容室が開業しました!」と地域の人にお知らせして、オープニングセレモニー(特別割引)に誘導するのが目的になるはずです。
 

ホームページよりも、直ぐ手元に届くポスティングのチラシは即効性のある宣伝媒体となります。独立開業というタイミングだと、地元の方やその地域に勤める方にどれだけその店舗を知ってもらえるのかがポイントになります。
 

もう1つのタイミングは、独立開業後です。
 

独立開業直後は、ご祝儀のような形ですが、しばらく時間が経つとそのご祝儀効果が薄れてきます。また独立開業時に行った1度のポスティングだけでは、地域を網羅できないことから認知不足も否定できません。
 

ポスティングには、カンフル剤のような役割と繰り返し行うことで今まで認知していなかった方の掘り起こしといった側面も持ち合わせています。
 

人は飽きやすい体質を持ち合わせていますことから、イベントなどを集客フックにしたチラシをポスティングを継続的に行いながら、『あなたのいる地域にあなたが必要とするサロンがあります!』といったことも合わせて告知することが、安定的な集客に繋がります。
 

今回はここまで。次回は、ポスティングの反応率を紐解いていきます。
 

ポスティングでの集客が上手くいかないといったサロン様は、弊社にて企画・デザイン等を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

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