USP(他社にない強み)の重要性|エステやネイルサロン、美容室の経営戦略

2017年3月20日 経営戦略


 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要な経営戦略でもあります『USPの重要性』といったものについて話していきたいと思います。
 

USP(UniqueSellingProposition)とは、日本では、『独自の売り方』あるいは、『他社にない強み(差別化の提案)』として知られるマーケティング用語です。
 

1940年代に成功した色々な広告を調査したところ、ある共通するパターンを見つけることに成功しました。このパターンを基にロッサー・リーブスによって提唱された考え方が『USP』ということなのです。
 

分かりやすく言いますと、お客様が求めているもので且つ、競合が提供できないものを皆さんの病院だけで提供し、そのの『価値』を作り出すということです。
 

お客様は、物事の問題解決をするために動きます。例えば美容室で、
 

癖毛をストレートにしたいという問題を抱えたお客様

ストレートパーマをかけるために美容室に行く。
 

といった感じです。
 

お客様は、皆様のネイルサロンやエステサロン、美容室といった美容系サロンで提供される問題解決方法を利用すること以外に、
 

【他社の解決方法を使って解決する】
【問題を解決しない】
 

という選択肢もあります。
 

このことからから皆さんの病院が選ばれる理由を明確に伝えなければ、お客様から選んでもらうことができないということです。
 

USPの基準は3項目にまとまっています。
 
 

広告はお客様への提案でなければならない

 
単なる言葉の羅列や宣伝文句ではなく、『このサービスを使えば、こういう利益を手にする』と伝えるべきということです。
 
 

その提案は独自のものであること

 
競合が同じ提案をできない、あるいはしないものであることが重要。
 
 

提案は強力であること

 
大衆の皆を動かす力がある提案をする。
 
 

上記は『広告』という括りで、説明していますが、それ以外でも『集客する』という観点から考えは、一緒になります。
 

USPの例として皆さんも知っているフレーズや取組みがあります。
 

★ドミノピザ
『30分以内に届かなければ無料』
 

★M&Mチョコレート
『お口の中で溶けて手で溶けない』
 

どちらも昔聞いたことがあるキャッチフレーズだと思います。特にドミノピザのUSPは当時としては、かなり斬新な内容で、インパクトがあったので話題になりました。
 

インパクトがあるので、そのサービスがなくなった今でもキッチリ覚えられています。
 

皆さんがUSPを定める目的は、戦国時代とも言える業界の中で効果的なマーケティングを行いお客様をこちらに振り向かせ、いかにして行動を起こさせることに尽きるかと思います。そのためには、徹底的にお客様と同じ視点に立ち、
 

【お客様にとって何が価値ある提案なのか?】
 

ということを確実に考えなければなりません。
 

・これから独立起業をされる方
・既に店舗開業されている方
 

どちらの立場にいたとしても、『あなたのUSPは、何ですか?』といった質問に、いつでも正確&明確に回答できるように心掛けましょう。
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等美容系サロンの独立開業やマーケティングに関しましては、お気軽にご相談下さい。
 

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