マジカルナンバー7|明日から使えるエステやネイルサロン、美容室の集客マーケティング

2017年3月17日 マーケティング


 

今回は、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要なマーケティング心理の中でも【マジカルナンバー7】といったものについて話していきたいと思います。
 

マジカルナンバー7とは、アメリカのプリンストン大学教授で心理学者であるジョージ・ミラー氏が発見した心理状態のことです。
 

人が瞬間的に記憶または認識できる数は、7つ(個人差により±2つ)が限度だとする説で、7つ以上になると急激に難しくなるという現象です。
 

つまり、7と8の間には、人には見えない大きな境界線が引かれているということとなります。言ってしまえば、1度に8つ以上の物事を記憶または認識させようとしてはいけないということです。
 

例えば、ネイルサロンやエステサロン、美容室で新規のお客様から予約の電話が入り、そのお客様の電話番号を聞く際、メモなどがない状態で10桁もしくは11桁の電話番号を覚えられますか?
 

例えば、初めて行くフレンチのレストランでワインリストを渡された際に、たくさんあるワインの種類にどれを選べばいいのか分からず、物凄く時間をかけてしまって決められなかったり、時間を掛けたにもかかわらず結局はソムリエに『おすすめは・・・』と聞いてしまって自分では選択できなかったことありませんか?
 

これが、選択肢が多くなる(7つ以上)と急激に選択が難しくなるという現象です。
 

昔から日本では7という数字には数えきれるという意味があり、8という数字には、数えきれない程・・・という
意味があります。
 

・なくて七癖
・親の七光り
・七賢人
・七福神
・七不思議
 

『なくて七癖』は、どんな人でも数えきれるくらいは癖があるということを意味を表しているので、『7』
 

・八百万の神
・八百屋
 

八百万の神は、数えきれないほどの沢山の神様がいるという意味合いを持っているから『8』
 

7と8という数字が慣用句や諺へ適当に使われていたわけではなく、昔の人はきちんと心理学等を分かった上
で作っていったと感心します。
 

これをWEB集客のマーケティング境地から考えると・・・皆様が訪れるホームページのグローバルメニュー(ヘッダーメニュー)やサイドメニューに雑然と項目が10個あったらどうでしょうか?勿論、下層カテゴリーにきちんと分けられたものではなく、いきなり10個見せられたらといった意味です。
 

メニューが沢山ありコンテンツが充実してそうなホームページと思われるかもしれませんが、マジカルナンバー7で考えるマーケティング理論では、あまり効果的ではありません。
 

余りにも多すぎるメニューは、人を迷わせ、そしてストレスを与えます。ホームページに来たお客様に余計なストレスを与えないためにも、メインとなるメニューは必ず7つまでにしたほうが良いと思います。
 

その他にもマジックナンバー3なんて言うのもあります。これはよくランキングで、用いられます。美容室やネイルサロン、エステサロンでしたら【人気&売れ筋サービスTOP3】といった感じでしょうか。
 

こうなると、マジックナンバー7での『TOP7』より、マジックナンバー3の『TOP3』方が、ググッと心理に
訴えやすいと思いませんか?
 

本当に数字は奥が深いですので、皆様もこのようなものを意識した形でご自身の店舗のホームページ他、店舗に関する周辺のことも少し意識してみてはいかがでしょうか?
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等美容系サロンの独立開業やマーケティングに関しましては、お気軽にご相談下さい。
 

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