テンション・リダクション|明日から使えるエステやネイルサロン、美容室の集客マーケティング

2017年3月15日 マーケティング


 

今回は、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要なマーケティング心理の中でも【テンション・リダクション】といったものについて話していきたいと思います。
 

テンション・リダクションとは、1度購入を決定すると、それまでの緊張がなくなり、一気に気持ちが緩んでしまい、心理的に無防備な状態になることを指します。
 

いわゆる『緊張の糸が切れた状態』のことです。
 

例えば、通販サイトでシャツを購入する際、ブランドやサイズ、真偽的なものといった形でどうしても慎重になります。色々調べて、自分が納得していざ、商品を購入するといった形で購入ボタンを押す段階になると、お客様の心理にある変化が訪れます。
 

『どうせ買うならシャツに合ったパンツも買いたい・・・』
 

といった心理状況です。
 

そこで、『限定品』や『送料無料』等といったキーワードを見つけてしまった時には簡単にろくに調べもせず購入に至ります。
 

このテンション・リダクションは、慎重に慎重を重ねた商品ほど陥りやすい心理です。なので、高額商品の場合に、顕著に表れる傾向です。
 

こんな覚えありませんか?
 

自動車を購入する際、契約段階で色々なオプション装備等を勧められることがよくあります。数百万の購入を決断した後ですから、数万円のオプションであっても安く感じてしまい、余り考えもせずについ買ってしまう・・・
 

こんな覚えありませんか?
 

高級なブランドバッグを店舗で購入するときのレジで店員さんから『お揃いの財布でコーディネートしてみてはいかがですか?』と勧められる。高額なバッグの購入を決断した後ですから、数万円の財布であっても安く感じてしまい、余り考えもせずについ買ってしまう・・・
 

つまり、財布の紐がゆるんだ瞬間に他のオプション商品や関連商品、はたまた上位商品を紹介することで、普通に商品を紹介する場合と比較して、買ってもらえる可能性が飛躍的に高まるということです。
 

これはマーケティングでいう『アップセル』と『クロスセル』でも用いられる心理状況ですから『ついでに・・・』という心をくすぐると売上UPや売上単価のUPに繋がります。
 

高額商品ほど・・・という話をしましたが、もちろんリアル店舗のネイルサロンやエステサロン、美容室等の美容系サロンでも、確実に通用する手段なので、客単価が伸び悩んでいる時なそには是非とも使ってもらいたいと思います。
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等美容系サロンの独立開業やマーケティングに関しましては、お気軽にご相談下さい。
 

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