コントラスト効果|明日から使えるエステやネイルサロン、美容室の集客マーケティング

2017年3月3日 マーケティング


 

今回は、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要なマーケティング心理の中でも【コントラスト効果】といったものについて話していきたいと思います。
 

コントラスト効果とは、対比効果という名前から見ても分かりますが、複数の商品やサービスが対比されていると、その中で一番低価格なものを『安い』と感じる心理のことです。
 

30万円のブランドバックを見た後に、3万円のバックを見ると、凄く安く感じる。実際には3万円のバックは安いものでは
ないですし、普段なら絶対に購入しないものでも安く感じて買ってしまうかもしれません。
 

これは隣に30万円という結構高額なバックが置いてあることで、対比的に3万円のバックが安く見えてしまったからです。これがコントラスト効果の典型例です。
 

例えば、コントラスト効果で有名なものとして、飲食店のメニューに『松竹梅』があります。飲食店のメニューでAコースとBコースの2つからメニューを選ぶことが出来るものとします。
 

・Aコース:4,000円
・Bコース:2,000円
 

この場合、相対的に安いメニューである、Bコースの方に多くの注文が集まります。飲食店側としてこれでは、中々利益が
取れません・・・
 

しかし、もしこれが『松竹梅』といった3択に変化した場合、4,000円の『竹』コースが1番売れるといった現象が起こります。
 

・松コース:6,000円
・竹コース:4,000円
・梅コース:2,000円
 

飲食店にとって見れば、少しでも高額なコースを注文してくれた方が利益が大きくなりますから、
 

『梅コース』より『竹コース』
 

 
『竹コース』より『松コース』
 

を注文してもらった方が良いんですが・・・
 

実際は、この手のコースは中間の『竹コース』が一番売れるので、『竹コース』の利益が1番大きく設定することが重要になってきます。
 

2択でも選択肢は充分ですが、あえて第3の選択肢『松コース』を準備することで、相対的に『竹コース』の価格を安く見せることが可能となります。
 

上記では、飲食店での話をしましたが、もちろんネイルサロンやエステサロン、美容室等の美容系サロンでも、コース設定をすれば同じ効果が現れます。
 

コントラスト効果で重要なことは、この上記例からも分かるように、1番売りたい商品やサービスを安く見せるために、高額商品を『見せもの(おとり)』として設定し、より利益の取れる商品やサービスで儲けることです。
 

もちろん見せものである【おとり】もお客様に提供している本物のサービスとして、きちんとしたサービスでなければならないことは言うまでもありません。
 

是非、お試しを・・・
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等美容系サロンの独立開業やマーケティングに関しましては、お気軽にご相談下さい。
 

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