今回は、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要なマーケティング心理の中でも【初頭効果&親近効果】といったものについて話していきたいと思います。
営業では『第一印象』が大事と言います。また、故事&諺として、『終わりよければすべてよし』なんて言葉が存在します。物事の最初と最後は、非常に人の印象や記憶に残りやすいということです。
初頭効果とは、先に出た『第一印象』のことです。物事の最初が印象に残りやすい現象のことを指します。例えば、営業や販売でお客様と初めて顔を合わせた時、自分に対する印象の殆どはその場で決まります。
なので、1度決められた印象を変えるのは、非常に難しく、最初に自分へ好意を持ってもらうことが出来ないと、その後も良い印象を持たせるのが非常に難しいです。
親近効果とは『終わりよければ全てよし』といった形で最後が物事の印象に残りやすい現象のことを指します。仮に最初の接触で上手くいかなかったとしても、別れ際にしっかりとお客様に良いインパクトを与えることで、そのお客様の記憶に残りやすくなります。
全く正反対の意味を持つ現象ではありますが、マーケティングでは、これを使い分けることによって集客に繋げることが出来ます。
では、どのように使い分ければ良いのでしょうか?
<初頭効果>
初頭効果に関して言えば、重要な話や興味の持ちそうな話を最初に持ってくることが挙げられます。いわゆる『つかみ』といわれるものです。一番最初にお客様の興味を引いて、こちらのペースに引き込み、見込み客を増やしていくためです。
<親近効果>
一方、親近効果の場合は、その反対で施術が終了したお客様が帰る際に、興味を引き付ける重要な情報をお知らせして、その情報で一気にお客様の心理を惹きつけることで、次回の予約(リピート)や店販商品購入へと誘います。
ここで疑問が生じます・・・結局、最初と最後どっちが大事?ということです。これに対する回答はどちらも大事で、使い分けが大事ということです。
最初に関心が薄いお客様には【初頭効果】、最初から関心が高いお客様には【親近効果】という形が非常に良いと思います。
最初の関心が薄いお客様へは最初からインパクトを与えないなければ、興味がない話題になりつつあり、そのまま拍子抜けしてしまうので、そんなお客様の場合は、その場所に繋ぎ止める方法として、興味を与えそうなインパクトのある情報で初頭効果として応戦します。
一方、最初から関心の高いお客様に関しては、相手の興奮を販売や問合せ等契約の局面でピークに持っていくため、重要な情報等は最後の方に持っていきます。
WEB集客で1番良いのは、関心の低いお客様用ページと関心の高いお客様用ページといった2種類のホームページ制作して、その反応を見れると確実にPDCAサイクルに繋がります。
ただ中々両方のホームページを制作して行うのは難しいという方も多いはず。その場合は、ホームページ制作はある程度ランディングページのような感じにすれば、関心の低いお客様用~関心の高いお客様も取り込める形にはなりやすいかと思います。
もちろん単純にホームページを上記のようにしただけでは弱いので、ホームページに誘うWEB広告では、集客できるキーワードの抽出をしっかりと行いたいところです。
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