今回は、ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客に必要なマーケティング心理の中でも【ザイオンス効果】といったものについて話していきたいと思います。
ザイオンス効果とは、米国の心理学者のロバート・ザイオンス氏が提唱したマーケティング理論のことを指します。
これは、
① | 人は知らない人には批判的、攻撃的、冷淡な対応をとる |
② | 人は、会えば会うほど好意を持つようになる |
③ | 人は相手の人的側面を知った時、より強く相手に好意を持つようになる |
といったものです。これを言い換えると、『人は接触する頻度が少ないと中々心を開いてくれないが、接触頻度が増えれば増えるほど、少しずつ心を開くようになる』ということになります。
そうすると、月に1回40分話すよりも、週1回10分×4(週間)話した方が時間は短いが、心理的な距離は縮まるということになり、テレビや新聞、WEBも含めた広告も、このようなザイオンス効果を期待しています。広告を何度も見てもらうことで好感を持たれたり、脳裏に刷り込まれるということですね。
ネイルサロンやエステサロン、美容室等でWEBマーケティングを実践する場合、以外にも簡単にザイオンス効果の恩恵を受けることが出来ます。最も簡単な方法としては、メルマガが挙げられます。
何度もお客様にメールを送信して、接触回数を増やすわけです。そうすることで、親近感が生まれ、お客様が購入に至りやすくなったりします。簡単な例を挙げましょう。
例えば、商品のサンプル請求をしてくれたお客様に対し、
■1回目
『サンプルの請求、ありがとうございました!』
↓
■2回目
『サンプルは、お手元に届きましたでしょうか?』
↓
■3回目
『サンプルを使ってみて如何でしたでしょうか?』
↓
■4回目
『その後のサンプルの使用効果は如何ですか?』
↓
■5回目
サンプルがなくなる頃にすかさず、『現在、割引キャンペーン中です!』
と繰り返しメールを送ってあげることで接触機会を簡単に増えせます。接触機会が増えたお客様は段々親近感を持ち、商品購入やサービスの申込みに至る可能性が高くなります。
ただし、これにも限度があります。接触頻度を上げるといった形で、余りにもしつこかったり、営業的且つ機械的な文面ではNGです。届いたメールを読んでもらって初めて接触したことになりますので、表題や本文への導入口などに工夫が必要で、また非常に大切になります。
最初は、お申込みへのお礼や商品の説明等で文面は保たれますが、段々メールを送る口実がなくなってきてしまいます。ここでのポイントは、『いかにメールを送る口実を作るか』という点です。
例えば、口実では有効期限付きのクーポンを同封していれば、『そろそろ有効期限が迫っています!』というメールが送れます。定型ではなくお客様の気持ちを考えた情報を届けることができればお客様の信頼を獲得でき、リピートに繋がるファンへとなってもらえる確立がグッと高まります。
これは、『初回』という1番高いハードルを超えたお客様の心理としてリピートするといったハードルはかなり低く設定
されているからなのです。
『新規は取れるがリピーターが育たない!』という方には是非ともこのザイオンス効果をご活用してみてください!
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