認知的不協和|明日から使えるエステやネイルサロン、美容室の集客マーケティング

2017年2月18日 マーケティング


 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等の店舗の独立開業後の店舗運営や集客にマーケティング心理が深く関わることは、皆様もなんとなくお気づきかと思います。
 

今回は、そのマーケティング心理の中で【認知的不協和】といったものについて話していきたいと思います。
 

『良いモノを作れば売れる』とか『腕が良いから勝手にお客様が訪れる』という時代は過去のものになりました。多くの企業はマーケティングを重視し、事業の売上の維持拡大のため、様々な工夫をし、その部分に費用を投下しております。
 

マーケティングは、『売れる仕組み』とも言われ、市場調査や分析、広告宣伝、お客様フォローの管理等の【販促】と呼ばれる一連の動き(活動)が含まれることから、現在のサービス業全般でマーケティングは切っても切れない存在となりました。
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等のリアル店舗の場合は、接客がメインとなりますが、その接客するのに必要なお客様を呼び込む最初の入口となるのが、集客となります。
 

それもWEBからの進入(アクセス)でのマーケティングは非常に重要となってきております。そこで、WEB集客から接客、販促活動のために人間心理を深く知ることが、的確に商品やサービスの魅力を伝え、売上UPに繋げることができます。
 

なので、人間心理を理解せずに無茶苦茶に接客や販促をすることは、ナンセンスだということです。今回は、マーケティングに使える心理効果【認知的不協和】を紹介していきます。
 

周りから反対意見があると自分を正当化したくなる・・・そんなことありませんか?
 

その正当化のために自分にとって良い情報を強調したり、マイナスの情報を無視したりと真実から目を背けようとすることを【認知的不協和】と言います。
 

例として・・・ダイエッターに対し
 

私は、ケーキを食べる
   
ケーキを食べると、太る

 
 

上記の場合、2つの矛盾する認知を抱いている状態になります。こういった時には、人は自分の矛盾を解決するために、以下の行動を考えることになります。
 

ケーキを食べない
   
1食だけケーキを食べても太るとは限らないと、自分を正当化する

 
 

皆様はどちらで考えますか?
 

多くの場合、『ケーキを食べない』は苦痛を伴います。なので、『1食だけ・・・』といった手段を取る人が多くなるでしょう。人は、より簡単な方法で、矛盾を解決しようとします。簡単に言いますと都合の良い考えを持つ動物なのです。
 

言い換えると、人の心の中に矛盾を起こさせ、それを正当化する理由を何か与えることで、人は納得するのです。
 

このことからキャッチコピーやフレーズ等を作成する際には、『食べながら、ダイエットできる!』といった、矛盾するような文言を作成することで注目されます。
 

この矛盾する言葉に人はめっぽう弱いです。頭の中では処理できないが、なんだか『自分には良さそう』といった判断を心理的に行い、そちらに大きく傾きます。
 

これは、ネイルサロンやエステサロン、美容室でも大いにこのキャッチは活用できます!
 

もちろん結果を伴わない嘘のキャッチはご法度です。お客様からの信用だけでなく、業務運営にも打撃を及ぼしますので、くれぐれも嘘はつかないようしてください。
 

独立開業でこれから起業される方、既に起業されている方も含め、一度【認知的不協和】をお試しいただければと思います。
 

ネイルサロンやエステサロン、美容室等のマーケティングのことならコチラ。